ネパールの食事情
土地柄、インド料理、中華料理、チベット料理が融合され独自の食文化が育ったネパールの料理はインド料理ほど、香辛料が強すぎず、野菜が比較的多く、日本人の口に合いやすいのが特徴です。カレー、ダル(豆の煮込み)に、野菜炒め、主食は粘り気の無い「インディカ米」のご飯か、ナン、チャパティーが通常です。国際化が進むネパールでは欧米のファーストフード店も近年、徐々に進出していて一般的なレストランでは中華、イタリアン、フレンチ、日本食まで幅広い料理が食べられます。
雨期のネパールはフルーツ天国!
ネパールでは年間を通じて様々なフルーツが食べられますが、特に雨期はマンゴー、スイカ、ライチ、ブドウ、バナナ、すもも、オレンジなど、市場では様々なフルーツが店先に並び目移りしちゃうほど。一方、乾期の11月中旬頃からは「スンタラ」と呼ばれるジュースにもなる甘いみかんが人気です。
効率良く水分と栄養分が補給できるフルーツはネパールでは貴重な栄養源として昔から様々な種類のものが食べられている為、ネパール人の食卓には必ずと言っていいほどフルーツが並びます。
お酒の種類が豊富!
ネパールの代表的なアルコールは、「ロキシー」と呼ばれる、米や麦等の穀物からつくられる日本の「焼酎」に似た蒸留酒。ちなみにアルコール度数は高めなのでご注意を。さらにロキシー蒸留前の濁り酒「チャン」やネパール国産の「ククリラム」というダークラム、ウィスキーなど種類は様々。地ビールも種類は豊富ですが、国内No1シェアは「エベレスト」ビール。チベット餃子のモモをビールで流しこんだらあなたも立派なネパリっ子!?
主食
- バート(インディカ種が多く食べられている)など
- ディロ(ソバやトウモロコシなどの粉を粥状に煮た食べ物)
- チャパティ(日常ではナンよりもチャパティが多く食べられている)
インド系
- タルカリ(カレー)
- ダール(主にひき割りにした豆類のかけ汁)
- アチャール(ネパール式のピクルスなどの添え物)
- プラオ(インド風の炊き込みご飯)
- ビリヤニ(インド風の焼き飯)
- ライタ(ヨーグルトサラダ)
- ティッカ(肉や魚を香辛料に漬けた物。辛い物が多い。チキンティッカが有名)
- サモサ(インド風の揚げギョウザ)
- パパド(豆のせんべい)
- ハルワ(にんじんなどを原料にしたお菓子)
- ラッシー(ヨーグルトドリンク)
- チヤ(ネパールチャイ)
中華系
- チョウメン(ネパール風焼きそば)
- 鶏チリソース(中華料理よりも激辛に味付けされている)
チベット系
- モモ(ネパール式蒸しギョウザ、中華料理の餃子に似ている)
- 茶:(チベッタンティー バター茶)
アルコール
- ラクシ(蒸留酒)
- チャン(どぶろく)
- ククリラム(ラム酒)